2015年2月1日日曜日

K&G 二人旅

留寿都から約6時間、380キロ、車に揺られながらの浅い眠りから目が覚めると。

 
ハッ!ここは!?

 
ここは厳寒の地、白糠。
 
 
マイナス16℃の山行は、犬でも非常に厳しい。まずは、しっかり腹ごしらえを。
 
シカの心臓を焼いたものを食べさせます。
 
今回はK&G(ケンゲン) 一泊二日の二人旅です。
 
 
林道を歩き、深雪をこぎ、青木の林に分け入って、斜面にシカをさがします。
 



匂わないか? 聞こえないか? 見えないか?
犬は優れた嗅覚、聴覚で、人間よりも早く、シカの存在に気づきます。
 
 
こうして見ると、狩猟の時の玄は、ふだんの散歩やボール投げの時とは全然違う、実に真剣で緊張した顔つきなんですね。
 
そして、筋骨隆々・・・
 
こうして歩くこと約5時間!
KJが見事にシカを仕留めて、ようやくこの笑顔です。
 
 
いや、本当にうれしそうだなあ。
二人っきりで厳しい冬山を何時間も歩いて、苦労してこうして結果が出せると、達成感とか満足感は、犬にとっても格別のものなのでしょうね。

けど、ここから車にもどるのにまた4時間歩かなくてはと・・・
 
で、このシカは、KJが現在の銃でとったちょうど100頭目だったんですよ!
セルフタイマーで記念写真をパチリ。おめでとう!立派な4段角です。
 
 
つづいて、タイトルバック用の写真を撮りに、断崖絶壁をよじ登る。
ここらあたりでは一番高い山、通称、102(イチ・マル・ニ)と呼ぶ鉄塔の下です。
 
 
ハイ、パシャッとな。
 
 
山を下りたら温泉で一風呂あびて、二人旅のお泊りは、車中泊。(経費節減のため!)

角はキャリアーに飾ります。

朝までに断熱シートと窓の間がバリバリにシバレル寒さの中でも、KJは冬山用の寝袋で、玄は毛布で、朝までグッスリと眠れるんだそうです。
 
玄は寝袋には入らないそうです。
 
翌朝。やはり、かなり疲れているのでしょう。なんとも寝ぼけまなこですが・・・
今日もがんばるんだよ・・・
 
 
しかし・・・
 

この日はシカとの出会いに恵まれませんでした。


うーん、どこにもいないなあ。


なんでだろう? いないね?
まあまあ、狩猟は釣堀と違いますからね、当然、こういう日もあるんです。

 
ところで・・・
二日目の、この立ち姿、なんだかどこかが変だと思いませんか?
 
 
こちらが一日目。
 
 
そう、二日目は、尻尾が上がっていないんですね。
自慢の巻き尾が上がらない、上がってもきちんと最後まで巻ききらなくなっちゃった。
 
 
その理由は・・・
深い雪の中を長時間あるいたために、タマタマが雪にこすれて傷ついてしまったことにあるんですよ。
 
帰宅後も数日間は尻尾がおかしかったという。
尻尾はタマタマとつながっているんだなあ。
 
車中泊の写真を良く見ると・・・ただいま、メンテナンス中・・・
 
 
 
 

 


 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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