2021年12月30日木曜日

柴犬・中ちゃん 大阪の記録

 

Facebookのほうでご報告いたしましたが、中ちゃんが大阪の大きなドッグショーで、BISS(ベスト・イン・スペシャリティー・ショー)に次ぐ第2位=AOM(アワード・オブ・メリット)という非常に良い成績を収めることができました。


公式の表彰台写真↑が届きましたので、ショーの様子を何点か記録に残しておきたいと思います。


まずはジュニアのクラス戦↑から始まり。


自家繁殖か否かの別、さらに月齢別に、ジュニア、ヤングアダルト、アダルトの各クラスで勝った犬の中からチャンピオン犬に挑戦する犬を決めるための、ウィナーズ戦↑に進みました。


そして、そのウィナーズ戦で勝って、居並ぶチャンピオン犬に挑戦した、BISS戦↑の様子。


実は今回、航空機輸送が初体験だった中ちゃんには、往復ともプラスチック製のクレートを噛んで破壊し脱走するという大事件がありました。


そのようなわけで、大阪の宿に到着した時には精魂尽き果てた様子で眠っており、これでは戦いにならないと思っていたのが正直なところです。


それでも、KJ&中ちゃんコンビは本当に良く頑張ってくれました。
JKCの名ハンドラー、チャンピオン犬たちや、日本犬保存会の重鎮のみなさんと同じ土俵に立って、2位という成績を収めることができたことを、誇りに思います。


私だって頑張ったのよ、と、カメラ目線のタワラ号↓です。


コロナ禍で、日本犬保存会の展覧会が無くなり、Iさんからお誘いいただいて、初めてJKCに挑戦した今年。本当に、ドラマチックな1年でした。本当に、良く頑張った1年でした。

KJ&犬たち、お疲れ様でした!







2021年11月18日木曜日

柴犬・タワ・ビー・ナカ 休日の風景 

 

本来であれば、日本犬保存会の全国展覧会の時期ですが、去年に引き続き今年もコロナ禍で中止になり、畑仕事もほぼ終わってヒト・イヌともに時間の余裕があったので、久しぶりのB&B「グスベリ」(真狩村)でランチ。



こちらは、犬OKのコテージやドッグランが併設されていて、愛犬家にとってはとても有り難く居心地の良い場所。オーナーの北村さんご自身、ビーグル1、フラット1、ブリタニー2の計4ワンの犬飼いです。



パキスタン風チキンカレーに、アイスクリームと発酵あんこ(←ちょっとしたブームですね!)のデザートを美味しくいただいたら、さっそくドッグランで遊びます。

ランにはウッドチップが敷き詰められ、さまざまな形の土管やU字溝なども配置されていて、犬にとっては魅惑の遊び場ですね。くんずほぐれつ。


たたずむタワラ(羊蹄乃多笑)。


ワラビ(笑陽)。それぞれに、好きな場所が異なっていて面白い。


落ちていた鹿の角を見つけて、すっかり夢中の中ちゃん(北天の紅中)。


それにしても、中ちゃんは大きくなりましたねえ。
春にはこんなに小さかったのに↓

タワ→ ナカ→ ビー

今では、3匹の中で一番大きくなりました。↓
性格は、まだまだ甘ったれのお子ちゃまですがね・・・

ナカ→ ビー→ タワ

良い休日を過ごさせていただきました!





2021年10月9日土曜日

柴犬・中ちゃん JKCを振り返る

 
今季、JKCのドッグショーに初めて参加することになり、函館での初戦において、選外スタートからIさんによる奇跡の15分間の特訓で、午後の第2戦ではなんとリザーブ・キング(オス子犬の中で準優勝)を受賞したKJと中ちゃんのコンビ。


続く、由仁での第3戦では、対戦カードにも恵まれ、キング(オス子犬の中で優勝)に。


そしてついに、小樽での第4選で、BIS戦(オス子犬の優勝犬=キングとメス子犬の優勝犬=クイーンの1対1対決)を制して、BPIS(ベストパピー・イン・ショー)=その日の子犬のオス・メス合わせた中での最高賞=に輝くことができました!


わずか2か月あまりの間での出来事です。しかも、初めてJKCに参加した年の出来事です。KJと中ちゃん、あまりにトントン拍子の出世で、いまだに信じられない思いがします。

オス子犬の上位3頭によるキング決定戦
(相手はプーリー、ヨークシャーテリア)

JKCで、パピーマッチショーに挑戦できるのは、生後6か月を過ぎて~9か月になるまでの3か月間に限られます。その間に、最後の最後に最高位のBISをいただくことができ、それも、並み居るプロハンドラーの中で、オーナーハンドラーであるKJと中ちゃんのコンビでいただくことができ、本当にスゴイことだし本当に良かったと思います。

BIS戦(相手はヨークシャーテリア)

函館では全身でイヤイヤしながら歩いていた中ちゃんが、由仁では楽しそうに歩き、小樽ではしっかりKJを見つめながら歩いていました。


函館でIさんから、「犬の横をただついて歩けば良いっていうもんじゃないんだよ!」等々、お叱りとアドバイスをいただき、村にもどったKJは、Iさんの動画を見ながら毎日、練習しました。ウワサでは、Iさんが夢に出てくるほどだったと言います。


その甲斐あって、小樽では、Iさんから「練習してきたことが分かる」と言っていただけました。それが一番うれしかったんだとKJ。


「犬は、手をかければかけただけちゃんと応えてくれる。」「いくらでも、やることはあるんだよ。」そして、「頑張れば、ちゃんと(ジャッジが)見てくれるでしょ。」
Iさんや、かつてKさんからもいただいた言葉をかみしめるKJでした。

それにしても、こんなに小さなベビーちゃんだった中ちゃんが、もう立派な若オスです。犬の成長は早いですね。



JKCの今季北海道最終戦、小樽での二日目は、犬も人間も疲れ果てていて、がんばったで賞(笑)にとどまりましたが、羊蹄柴道場から、タワラ(多笑)、ワラビ(笑陽)、中ちゃん(北天の紅中)の現役選手、3頭がそろって参加することができ、満足でした。

最後に牧草ロールの上で記念撮影。
表彰台の上より似合うとか、言ってもらっちゃあ困りますよ!

タワ → ビー → 中

今季中は、JKC主催者のみなさん、ジャッジのみなさん、右も左も分からない私たちに、いつもご助言くださったIさん、Oさん始め、各地で応援&祝福してくださった、たくさんのみなさんにお世話になり、本当にどうもありがとうございました。

カラダは立派になっても、中身はまだまだお子ちゃまの中ちゃんですが、KJ、タワ・ビーともども来年も頑張ります。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします!

中 → ビー → タワ

ブルブルふるえるおもちゃで遊ぶ、中ちゃんです。
(注)音が出ます。


























2021年9月13日月曜日

柴犬・玄 13歳になりました!

 

9月10日は、玄の13歳の誕生日でした。

玄は、犬用ケーキの類は食べないので、ローストチキンをケーキに見立てて。

牛串、豚串も用意しました。牛豚鶏のそろい踏みです。

玄、誕生日おめでとう! でも、どっちにしても嬉しそうでは無いなあ。

お肉はしっかり食べてくれました。

12歳の1年間も、サンファーム村の大村長としてあたりを睥睨し、羊蹄柴道場の主としてシカ巡回にもほぼ毎日出かけた玄ちゃん。

その体にはずいぶん貫禄がついて、寝顔もふてぶてしくなりましたが、私たちにとっては、いつも、いつまでも、可愛い愛しい大事な!玄ちゃんです。

13歳の寝顔

0歳の寝顔

玄、13歳。まだまだ、現役!

これからも、いつまでも、その満面の笑顔を私たちに見せてください。

これからも、よろしくね!


 
















2021年9月1日水曜日

柴犬・中ちゃん JKCデビュー

 

中ちゃんが、初めてのJKCドッグショーで、パピー部門準優勝という快挙を成し遂げました。


中ちゃんにはデビュー戦、オーナーハンドラーのKJにとっても、わずか2戦目での出来事です。


こうしてリボンやクリスタルを見ても、未だに信じられない思いがします。


JKCドッグショーの審査は、トーナメント方式となっており、各犬種ごとに、オスとメスに分かれて、まずはクラス(月齢)別戦から開始されます。


審査は、個体審査(スタック)→歩様審査(アップダウン→ラウンド)の流れを、まずはクラス内で行い、クラスの1位を決め、次にBOB戦(ベスト・オブ・ブリード)に進み、同じ犬種の各クラス1位どうしが戦って、各犬種ごとにオスとメスそれぞれの1位(BOB)を決めます。

続いて、グループ戦が行われ、同じグループに属する各犬種のBOBどうしが戦ってオスとメスそれぞれのBIG(ベスト・イン・グループ)を決めます。柴犬は第5グループに分類されます。

さらに、全部で10あるグループのBIGどうしが戦ってオスとメスそれぞれの1位が決まってキング、クイーンとなり、最後にキングとクイーンの1対1の戦いにより、その日のショーの最高位=BIS(ベスト・イン・ショー)が1頭だけ決まります。


まさに、遠く険しい道のりですが、この日がデビュー戦だった中ちゃん。

これまでに社会化訓練として多くの人に触っていただいた甲斐あって、個体審査は、体全体の触診に加えて歯並び、睾丸の触診も難なくこなします。

<注>以下、写真は上記各段階の審査のものが混在しています。また、この日は午前・午後で異なる2つのクラブ展が行われたため、双方のものが混在しています。


日本犬は、初めて会う人にいきなり触られることを苦手とする子も少なくないようですが、中ちゃんは平気で触らせるので、先生から気性の良さを誉められたそうです。



しかし、問題は歩様でした。引き綱が嫌いで自由に走りたい中ちゃん。歩様は速足でなければいけませんが、どうしても勝手に駆け足になりコントロールが難しいのです。


耳を後ろに引いてイヤイヤをしながら走ってしまう。でもこれは、中ちゃんが悪いのではなく、日ごろの練習の仕方が十分ではないためだそうです。


今回JKCに誘ってくださった、大ベテランであり有名ハンドラーのIさんが、見るに見かねたのでしょう。この後、休憩時間中にわざわざやって来て助言してくれ、修正の方法も教えていただきました。


そして、中ちゃんはパピークラスでしたが、同じクラスに他の柴犬オスがいなかったため、幸運にも自動的にBOBを獲得します。


さらに、パピークラスの頭数が全体でも少なかったためか、それとも元々そういうものなのかは分かりませんが、グループ戦も無く、いきなりのキング決定戦に進みました。あれよあれよという間に2階級特進です(笑)


キング決定戦で戦う相手は、シェルティやチワワ、フレンチブルドッグ、ボルゾイなど、まったく違う犬種のパピーたちになります。

KJにとっても初体験になります。緊張のあまり頭の中は真っ白で、他の犬たちはもとより先生のほうを見る余裕も無かったそうですよ。


わずか15分間の休憩時間中に、Iさんのゴッドハンドで修正していただいた中ちゃん、見違えるような(←自己評価)、いや、なんとか見ていられるレベルの(←Iさん評)歩様になりました。


しっかりKJに視線を送っていますね。後ろで腕組み・仁王立ち(笑)して見ていてくださるのは、これも大ベテランのKさんです。

この後、中ちゃんは上位3頭に呼び出されてラウンドするのですが、スミマセン。まさかの展開に私もすっかり余裕を無くしてしまい、写真を撮っていませんでした。


かくして、パピークラスとは言え、デビュー戦で見事に準優勝(リザーブ・キング)の座を射止めた中ちゃんです。

めったに上がることはできないという、生まれて初めて、表彰台での記念撮影に、KJもドヤ顔、ではなく、すっかりテンパっての困惑顔。
でも、本当に一生の思い出になりました!



この日は、JKC2戦目となるワラビも健闘しましたよ。
初めてクラス戦(アダルト)を勝ち上がってのBOB戦は、Iさんとの対決。もちろん文句なしの?敗退でしたが。


それにしても、朝の到着「来るの遅い!」から、出番待ち「日なたで待ってるんじゃない!犬が疲れちゃう」、歩様「ぜんぜんダメ!元気無さすぎ」逆に「ダメ!駆け足になっちゃってる」、歩様後の立ち方「あっち向いちゃってる!審査員のほうを向かせないとダメ!」等々、Iさんから本当にたくさん叱っていただいた一日でした。


日ごろの練習についても、「犬の横をただ歩いていれば良いというものではないんだから」と諭され、上位3頭に呼び出された時は、「がんばれば先生はちゃんと見てくれるでしょ?」と喜んでもらい、審査終了後には先生からも、「練習あるのみですよ!」と激励されたKJ。


やってはいけないこと、やるべきことに、たくさんの気づきや発見があって、次戦に向けてやる気を満タンにしているところです。

名ハンドラーで、いつも忙しくたくさんの自分の犬の準備をしながらも、常に温かくキビシイ目線をKJに送っていただいたIさん。本当にどうもありがとうございました。


私も、犬を良く観察すること、犬の気持ちに立って練習すること、そして何より自分自身が犬と一体となってショーを楽しむこと、の大切さを得心することができ、貴重な一日になりました。

最後に、今回、チャンピオン犬として、柴犬業界では有名な紅王錦号が来ていました。お願いをして出番待ち中にパチリ。さすが!の貫禄です。

中ちゃんも、いつかはこんなシブくて素敵な男シーバになれると良いのですが!


コロナ禍の中でも感染拡大防止対策を十分に講じて行事を実施していただいたみなさん、どうもありがとうございました。