2021年9月13日月曜日

柴犬・玄 13歳になりました!

 

9月10日は、玄の13歳の誕生日でした。

玄は、犬用ケーキの類は食べないので、ローストチキンをケーキに見立てて。

牛串、豚串も用意しました。牛豚鶏のそろい踏みです。

玄、誕生日おめでとう! でも、どっちにしても嬉しそうでは無いなあ。

お肉はしっかり食べてくれました。

12歳の1年間も、サンファーム村の大村長としてあたりを睥睨し、羊蹄柴道場の主としてシカ巡回にもほぼ毎日出かけた玄ちゃん。

その体にはずいぶん貫禄がついて、寝顔もふてぶてしくなりましたが、私たちにとっては、いつも、いつまでも、可愛い愛しい大事な!玄ちゃんです。

13歳の寝顔

0歳の寝顔

玄、13歳。まだまだ、現役!

これからも、いつまでも、その満面の笑顔を私たちに見せてください。

これからも、よろしくね!


 
















2021年9月1日水曜日

柴犬・中ちゃん JKCデビュー

 

中ちゃんが、初めてのJKCドッグショーで、パピー部門準優勝という快挙を成し遂げました。


中ちゃんにはデビュー戦、オーナーハンドラーのKJにとっても、わずか2戦目での出来事です。


こうしてリボンやクリスタルを見ても、未だに信じられない思いがします。


JKCドッグショーの審査は、トーナメント方式となっており、各犬種ごとに、オスとメスに分かれて、まずはクラス(月齢)別戦から開始されます。


審査は、個体審査(スタック)→歩様審査(アップダウン→ラウンド)の流れを、まずはクラス内で行い、クラスの1位を決め、次にBOB戦(ベスト・オブ・ブリード)に進み、同じ犬種の各クラス1位どうしが戦って、各犬種ごとにオスとメスそれぞれの1位(BOB)を決めます。

続いて、グループ戦が行われ、同じグループに属する各犬種のBOBどうしが戦ってオスとメスそれぞれのBIG(ベスト・イン・グループ)を決めます。柴犬は第5グループに分類されます。

さらに、全部で10あるグループのBIGどうしが戦ってオスとメスそれぞれの1位が決まってキング、クイーンとなり、最後にキングとクイーンの1対1の戦いにより、その日のショーの最高位=BIS(ベスト・イン・ショー)が1頭だけ決まります。


まさに、遠く険しい道のりですが、この日がデビュー戦だった中ちゃん。

これまでに社会化訓練として多くの人に触っていただいた甲斐あって、個体審査は、体全体の触診に加えて歯並び、睾丸の触診も難なくこなします。

<注>以下、写真は上記各段階の審査のものが混在しています。また、この日は午前・午後で異なる2つのクラブ展が行われたため、双方のものが混在しています。


日本犬は、初めて会う人にいきなり触られることを苦手とする子も少なくないようですが、中ちゃんは平気で触らせるので、先生から気性の良さを誉められたそうです。



しかし、問題は歩様でした。引き綱が嫌いで自由に走りたい中ちゃん。歩様は速足でなければいけませんが、どうしても勝手に駆け足になりコントロールが難しいのです。


耳を後ろに引いてイヤイヤをしながら走ってしまう。でもこれは、中ちゃんが悪いのではなく、日ごろの練習の仕方が十分ではないためだそうです。


今回JKCに誘ってくださった、大ベテランであり有名ハンドラーのIさんが、見るに見かねたのでしょう。この後、休憩時間中にわざわざやって来て助言してくれ、修正の方法も教えていただきました。


そして、中ちゃんはパピークラスでしたが、同じクラスに他の柴犬オスがいなかったため、幸運にも自動的にBOBを獲得します。


さらに、パピークラスの頭数が全体でも少なかったためか、それとも元々そういうものなのかは分かりませんが、グループ戦も無く、いきなりのキング決定戦に進みました。あれよあれよという間に2階級特進です(笑)


キング決定戦で戦う相手は、シェルティやチワワ、フレンチブルドッグ、ボルゾイなど、まったく違う犬種のパピーたちになります。

KJにとっても初体験になります。緊張のあまり頭の中は真っ白で、他の犬たちはもとより先生のほうを見る余裕も無かったそうですよ。


わずか15分間の休憩時間中に、Iさんのゴッドハンドで修正していただいた中ちゃん、見違えるような(←自己評価)、いや、なんとか見ていられるレベルの(←Iさん評)歩様になりました。


しっかりKJに視線を送っていますね。後ろで腕組み・仁王立ち(笑)して見ていてくださるのは、これも大ベテランのKさんです。

この後、中ちゃんは上位3頭に呼び出されてラウンドするのですが、スミマセン。まさかの展開に私もすっかり余裕を無くしてしまい、写真を撮っていませんでした。


かくして、パピークラスとは言え、デビュー戦で見事に準優勝(リザーブ・キング)の座を射止めた中ちゃんです。

めったに上がることはできないという、生まれて初めて、表彰台での記念撮影に、KJもドヤ顔、ではなく、すっかりテンパっての困惑顔。
でも、本当に一生の思い出になりました!



この日は、JKC2戦目となるワラビも健闘しましたよ。
初めてクラス戦(アダルト)を勝ち上がってのBOB戦は、Iさんとの対決。もちろん文句なしの?敗退でしたが。


それにしても、朝の到着「来るの遅い!」から、出番待ち「日なたで待ってるんじゃない!犬が疲れちゃう」、歩様「ぜんぜんダメ!元気無さすぎ」逆に「ダメ!駆け足になっちゃってる」、歩様後の立ち方「あっち向いちゃってる!審査員のほうを向かせないとダメ!」等々、Iさんから本当にたくさん叱っていただいた一日でした。


日ごろの練習についても、「犬の横をただ歩いていれば良いというものではないんだから」と諭され、上位3頭に呼び出された時は、「がんばれば先生はちゃんと見てくれるでしょ?」と喜んでもらい、審査終了後には先生からも、「練習あるのみですよ!」と激励されたKJ。


やってはいけないこと、やるべきことに、たくさんの気づきや発見があって、次戦に向けてやる気を満タンにしているところです。

名ハンドラーで、いつも忙しくたくさんの自分の犬の準備をしながらも、常に温かくキビシイ目線をKJに送っていただいたIさん。本当にどうもありがとうございました。


私も、犬を良く観察すること、犬の気持ちに立って練習すること、そして何より自分自身が犬と一体となってショーを楽しむこと、の大切さを得心することができ、貴重な一日になりました。

最後に、今回、チャンピオン犬として、柴犬業界では有名な紅王錦号が来ていました。お願いをして出番待ち中にパチリ。さすが!の貫禄です。

中ちゃんも、いつかはこんなシブくて素敵な男シーバになれると良いのですが!


コロナ禍の中でも感染拡大防止対策を十分に講じて行事を実施していただいたみなさん、どうもありがとうございました。