2015年10月29日木曜日

珍 地名


日曜日、留寿都は本格的な積雪となり真っ白でしたが、胆振に下がると、雪は遠くの高い山にうっすらと積もっているだけでしたね。


洞爺湖町(旧・虻田町)までドッグフードの買い出しに行った帰り、洞爺湖畔の公園に立ち寄りました。ここはなんと、テレビ番組、「ナニコレ珍百景」にも登場したことがあるそうなんですね。

 
珍小島と書いて、Chinko-jima と読む。
 
 
名前の由来は、この島が湖畔と砂州でつながっていて、湖の水量によって島までの砂州が出たり消えたりすることが珍しい 小島だから、という説もありますが、定かではないようです。
 
 
では、行ってみましょう。
 
 
ハンターKJが嬉しそうに指差しているのは、アイサの大群ですが、ここは撃てない場所だし、これは撃てないトリなので、それはさておき。


 
上陸します。

 
砂州の一番細くなった所で。確かにこれは、ほんの少し水かさが増えたら水没してしまいそうですね。

 
島の中は、まあ、どうということもなく、草が生えていました。
 
 
水辺によくある、トクサですね。

 
三角点の標識や石碑が、ちょっと不気味な雰囲気をかもしだしているせいか、それともぐるりを大嫌いな水に囲まれた環境がイヤなのか、玄村長は、終始、引き気味でした。


 
島の先端で指差しているのは、珍小島に住むという伝説の妖精、鼓太郎ではなくて、一羽だけ群れからはぐれたアイサ・・・
 
しかしこの嫌がり方は、珍小島、本当に何かいたのかも・・・
 
 
あっという間に一周を踏破してしまう、とても小さな島でしたが。

 
有珠山と洞爺湖温泉町が一望にできるとの触れ込みどおり、とても良い景観でした。

 
この日は、山にうっすらと積もった雪と、ふもとに残った紅葉とのコントラストが見事でした。
 
 
名残りの紅葉が実にきれいでした。
 

 
なかなか、人前で大きな声では呼んでもらえないだろう名前であることは気の毒な気がしましたが、静かで美しく、気持ち良く、みなさんにオススメできるスポットでした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2015年10月25日日曜日

冬の訪れ


みなさんは、どういう時に、今年も冬が来たなと感じますか?
玄家では、天然のエノキ(アシグロナメコ、ユキノシタとも言います。)が採れだすと、冬の訪れを実感します。

 
留寿都は、今週、平地でも積雪状態となり、いよいよ、エノキの季節が到来しました。
同時に天然のナメコも少々。

 
さっそくお昼はキノコそば、夜はキノコ鍋です。
お腹の底から、あったまりますよ~。
 

 
キノコ鍋の〆は、鍋用煮込みラーメン。
エノキとナメコの出汁ととろみがたっぷりと出て、山の香りも豊富な、自然のあんかけラーメンになっています。つやっつや、とろっとろ。
 

 
そうそう、冬の風物詩と言えば、ストーブ犬もありましたね。
たぶん、みなさんのお家でも見られる風景でしょう。
 
 
玄家では、今年はフットン(猫)も加わり、仲良く並んであたっています。
 
 
今日は一日中吹雪でひどく寒かったとはいえ、これって、頭や顔が熱くないのでしょうか。

 
本当にもう、いよいよ冬ですねえ・・・
 
 
 

2015年10月24日土曜日

引き継ぎ


キノコがとれる場所というものは、親子の間でもそう滅多に教えるものではありません。
それこそ、遺言の時に初めて伝えるものとまで言われていますが。

 
今回、留寿都イチのキノコ名人が道外に転居することになり、そんな貴重なキノコ場所の引き継ぎを受けました。
 

 
玄さん、来年のシーズンまでちゃんと覚えておいてよ。


・・・
 
キノコ狩りに行くと、キノコだけではなくて、山からいろいろなお土産を持って帰ります。
 
 
歩く場所によって、キノコも持ち帰るものも、種類が変わりますよ。
 


 
家までしっかりとくっついてきた、何かのタネ。
来年の春、玄のホッペから芽が出てきたりしてね!
 

 
Oさん、どうもありがとうございました。
キノコの様子は、毎年しっかり報告させていただきますね。
 
どうぞ、お元気で。
 
 
 
 
 

2015年10月22日木曜日

ツメアト


大好きな真狩川河川敷の公園ですが、何やら様子がおかしいです。

 
ああ・・・、木が倒れていますね・・・

 
どうしてか、あまり報道もされていないようですが、10月8日の強風で、羊蹄山麓は広い範囲で被害を受けました。

 
ご覧のとおり、大きな木が根こそぎです。

 
ひどい・・・。

 
至る所で、なんともむごたらしい姿が。

 
せっかくここまで育った木なのに、本当に痛ましい。

 
遊具も、使える状態ではなくなっているものもありました。

 
いつもは端から端までを歩く河川敷の遊歩道は、倒木によって完全に行く手をさえぎられ、途中で引き返さざるえませんでした。

 
既に、たかし像の周辺から、撤去作業は始まっているようで、真新しい切り株、のこ屑などが見られました。しかし、根こそぎ倒れた木はいったいどのように処理するのでしょうか・・・。
 
 
山すそにある、墓地の被害がもっとひどいと聞いて行ってみました。
 
 
ああ・・・、確かにこれはひどい。お墓に向かって木が何本も倒れかかっています。
 
 
とても強い風が、羊蹄山から吹き下ろしたようですが、これほどの被害は、お年寄りでもかつて見たことが無いそうです。お墓そのものは倒れていないことが、不幸中の幸いでしょうか。

 
この墓地でも、倒れた木を細断しては集め、おそらくは運び出して処分する作業が始まっているようでした。(この日は日曜日で、作業は行われていませんでした。)
 
 
全ての倒木を撤去するには、そうとうの日数と労力がかかるでしょうし、もし、そこに新たに木を植えて修復するとしたなら、原状復帰するまで何年も、いや何十年もかかることでしょう。
 
 
こんなに太い木でも倒れるのですから、自然の猛威を目の当たりにするとともに、処理に当たる役場のみなさんのご苦労が思いやられました。

 
早く美しい河川敷、静かな墓地がよみがえりますように。