2022年5月30日月曜日

日本犬保存会 令和4年度春季東北連合(宮城支部)展覧会

 

羊蹄柴道場では、この春の最終戦として、宮城県で開催された東北連合展に行って来ました。宮城県は大崎市古川まで。遠かったです・・・。

留寿都村18:30発→翌朝6:30に長者原SAで朝ごはん

あいにく雨模様の天気になってしまいましたが、総勢152頭と多数の出陳を得て、直前に審査員の先生が1名追加になる中、盛大に開催されました。


斎藤常任理事、田野崎支部長、三谷・桐生・加我審査員

これまで北海道、秋田と2連続で本部賞をいただくことができていた、笑陽(ワラビ)号ですが、今回は残念ながら、成犬賞に届きませんでした。


状態は悪くなかったと思うのですが、相手のあること。こればっかりは仕方がありません。


その代わりと言っては何ですが、今回は子犬たちが大活躍してくれました。
まずは、豊作くんです。ワラビと審査がかぶってしまい、急きょ青森のOさんにハンドリングをお願いしました。


知らない場所、知らない人に戸惑う感じもありましたが、サク、審査中に横になる大物ぶりを見せつつ(笑)、見事、幼犬賞ゲットです。Oさん、どうもありがとうございました!



さらに素晴らしい仕事をしてくれたのが、チコちゃんでした。


待機中は少し落ち着かない様子でしたが、審査員の先生の前ではしっかり立ってくれ、なんとなんと、激戦を制して幼犬の中の最高賞=「希望賞」をいただくことができたのです!


決まった瞬間、KJは思わずガッツポーズで雄たけびをあげてしまいました。それぐらい嬉しい受賞でした。


東北連合だけにある「希望賞」は、あの東日本大震災の後に設けられ、東北連合の将来を託すにふさわしい、幼犬のトップ=未来への希望に満ちた子犬に授けられるものです。


幼犬の時期は4~7か月齢未満と短く、連合展の時にちょうどその月齢になる子犬にしか挑戦権はありません。つまり、一生に一度、挑戦できるかできないかの稀少で貴重な賞です。
展覧会への参加を始めた時から、いつかは欲しい「希望賞」でしたが、今回、チコちゃんがその思いをかなえてくれました。


大きなカップに結ばれたリボンには、これまでに「希望賞」を受けた名だたる犬舎の名犬たちの名前が並びます。


「希望賞」に込められた祈り、そして今も復興に尽力される皆様のご苦労を思い、私たちも一層努力しなければと、身の引き締まる思いがしました。

阪神・淡路大震災で大変な思いをされた皆様から贈られたもの。

春の展覧会シーズンは終わり、緑の中で、食べて遊んでのんびりと過ごす子犬たちです。
先輩犬のみなさんに負けないよう、これからもKJともども頑張りましょう!



展覧会を開催していただいた、役員、関係者のみなさま、審査員の先生、補助員のみなさま、応援いただいたみなさま、お世話になりました。どうもありがとうございました。























2022年5月3日火曜日

日本犬保存会 令和4年度春季秋田支部展覧会

 

羊蹄柴道場の今季第2戦は、秋田におじゃまいたしました。
移動による犬のストレスを最小限にするため、人間には過酷ですがいつものごとく、0泊2日、留寿都から往復27時間ほぼ日帰りの強行軍です。


会場は、秋田犬の里(大館市)。施設を見学する時間はありませんでしたが、とても多くの観光客のみなさんが来ていらっしゃいました。


秋田支部は、全国で唯一、女性が支部長をされているところ。そして、審査補助員でも女性たちが大活躍しているところです。
いつもながら、一致団結してスムーズな気持ちの良い大会運営でした。どうもありがとうございました。


あいにくの雨天でしたが、幸い、審査中は小やみになり、カッパを必要としない程度になってくれました。ビー君こと「笑陽(ワラビ)」号の第1審、個体審査、歩様審査です。




今回は、チコちゃんこと「北天の千瑚」号のデビュー戦でもありました。
チコちゃん、今崎学校で短期講習を受けた成果で、しっかり立ってくれました。


小型雌部・幼犬組は9頭の出陳でしたが、無事、幼犬賞をいただくことができました。


雨とコロナ対策のため、お昼のお弁当は車の中で。
彩もよく大変美味しかったです。


お昼を食べたら、すぐに第2審の比較審査が始まります。
小型雌部・成犬組はなんと23頭の多数が出陳、成犬賞は7席までです。


雨風を気にしてか、目を細めたり耳を使う犬が多かったように感じます。難しいコンディションだったのではないかと思います。


笑陽号、第1グループに呼んでいただくことができました。上位入賞を目指して、みなさん気合が入ります。もちろんKJも。


小型雌部・成犬組、結審しました。
並びです。向かって左から1席・龍華(琉球うるま)、2席・笑陽(羊蹄柴道場)、3席・富士の千秋(東八甲田荘)、4席・美樹姫(八戸白鷗荘)、5席・秋ノ凛(右左口庵)、6席・桜吹雪(桜ふぶき荘)、7席・紅誉(南部安庭荘)。
(6席、7席のワンコ、写真が無かったです。スミマセン)


息つく間もなく、続いて第3審、本部賞争いになります。
本部賞は、メスは、成犬1席、2席と壮犬1席、2席の4頭の中から2本。


向かって左から、成犬2席・笑陽、成犬1席・龍華、壮犬1席・渋沢の紅姫(宮城磯崎荘)、壮犬2席・桜朋の風華(青森大友荘)


この子の最高の姿を見てもらうべく!静寂の中に激闘の火花が散ります!
 

メスの本部賞は、龍華号、笑陽号で結審しました。
KJ&ビー君、2週連続の本部賞獲得、お見事でした!おめでとうございます!


写真はありませんが、オスの本部賞は、小型雄成犬1席・栄の玄吾号(富士美栄舎)、同壮犬1席・出羽ノ福龍号(長谷部荘)でした。おめでとうございました!

今回、KJは、北海道展で本部賞をいただいた身として、それに恥じない表現をしなければならないというプレシャーが大きく、とても緊張したそうです。

メス成犬の出陳頭数が23頭と多く、また、出陳名簿を拝見すると各地の展覧会で上位に常連のみなさんばかりであったため、何とか3席までには入りたいという目標で行きましたが、結果は、優良2席成犬賞・日保本部賞という素晴らしい評価をしていただくことができ、喜びで震える思いがしました。


チコちゃんも頑張りました。初めての長距離、長時間輸送後のデビュー戦での幼犬賞受賞、良くやりました。本当におめでとうございます!


帰りのフェリーまで時間ギリギリではありましたが、道中、比内地鶏といぶりがっこを購入し、いただいた稲庭うどんと、帰宅後にとても美味しいお鍋をいただくことができました。

コロナ禍の中でも展覧会を開催していただいた、役員、関係者のみなさま、審査員、補助員のみなさま、ご指導、応援いただいたみなさまに感謝申し上げます。

春の展覧会は、いよいよ月末の東北連合展を残すのみとなりました。
羊蹄柴道場、引き続き精進して参りますので、応援よろしくお願いいたします!