2014年1月31日金曜日

2014年1月27日月曜日

豪雪の功罪

羊蹄山麓では、豪雪を活かした「雪の下にんじん」の生産が盛んです。


夏に植えたにんじんを秋に収穫せず、そのまま深い雪を布団にして、凍結することなく雪の下で冬を越します。
これを春になってから掘れば、甘みもうまみもグンと増して非常~に美味しい!

 
サンファームでは、雪の下にんじん100%ジュースも作っていて、大好評。
まさに豪雪は留寿都の宝。
 
 

でも・・・
今回、降り積もる雪の重さでビニールハウスが倒壊してしまうという大変な事故が発生してしまいました。

 
現在、ファームの総力を上げて復旧作業に努めていますが、玄村長と親方が大事に育てていたアスパラガスも被害に・・・
 
 

雪は留寿都の宝物でもあるけれど、ときにはひどく恐ろしいもの。
自然の脅威を改めて感じさせられた事件でありました。

 
ハウス、みんなで頑張って復旧するから、応援してね!
 
 
 
 
 

2014年1月20日月曜日

作戦準備

全道各地で農業被害が深刻化しているエゾシカですが、シカは雪に弱いので、積雪深が2mに及ぶような羊蹄山麓ではとうてい越冬できないものと思われてきました。


ところが、ここ何年かのサンファーム・ハンティングチームの活動の中で、留寿都でもどうやらシカは、凍結しない川のそばで越冬している、あるいは、まだ真冬といえる時期でも、川づたいに南部の越冬地から北上してきている可能性が明らかになってきました。

 
このように川沿いで春を待つシカは、将来必ず留寿都の畑を加害することになるため、雪があってシカが動きにくい今のうちに駆除しなくてはなりません。
 
 
そこで本日は、来たるべきD-dayに備えて、川の偵察です。
 
 
これはウサギ。(進行方向は右です。)
 

そして、これがシカです。やはりもう、川づたいを歩いているんですね。冒頭のアメダスのとおり、2m近い積雪ですが、次第に日照時間も長くなって、下のほうがいわゆる堅雪の状態になってきており、シカもそれほど埋まらずに歩けるようです。(人間は、スキーかスノーシューがなくては歩けません。)

 
よ~い、ドン!でシカの足跡を追跡開始します。
 
 
2時間後、無事、帰って来ました~。
 
 
シカの足跡は、まだ少なかったようですが、これからはひんぱんにこうした偵察を行って、あるいは、農家さんからの通報を受けて、タイミングを見計らい、上陸阻止のための水際作戦を決行することになります。
 
 
人、ワンそれぞれの司令官、防衛構想はバッチリかな?
 
 
 
 

2014年1月16日木曜日

フレグランス

シカ狩りのときの玄村長の役目は、隠れているシカを人間より早く見つけること、手負いで逃げているシカに追いついて足止めすること、そして、撃たれた後に藪の中など見えないところで死んでいるシカを探し出すことが基本です。


 
でも、時々、自分で勝手に元気なシカを追いかけて突っ走り、人間から遠く離れて単独行になってしまうことがあります。
 
 
 
これは正月猟のときの平取町での軌跡。水色と緑が人間で、赤が玄村長。人も犬も初めて行った場所ですが、このときは、往復3キロぐらいを玄村長は単独で走ってきました。
 
 
正直、ちゃんと戻ってくるのかとても心配になりますが、いつも見事に自分が走って行った軌跡どおりに引き返してきて、ほとんど誤差無く出発点に戻ってきます。
ブリーダーさんからも、ハンターの先輩からも、柴犬は伝書鳩と同じで、絶対に放たれた場所に戻ってくるものだと教わりました。
 
 
 
どうやって戻ってくるのかと言えば、自分の足跡のにおいをたどるというんですね!
それにしたって、まったく初めての場所で、周囲にはシカだけでなくさまざまな動物や植物のにおいがあるでしょうに。犬の嗅覚はすばらしい。
 
 
オイラのアンヨがくちゃいのにはちゃんと意味があるんだよー! と玄村長。
そうだねえ、これは命綱のフレグランスだ。大事にしないとね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2014年1月10日金曜日

雪を泳ぐ

留寿都村は、年が明けてから毎日雪が降り続け、今では「雪に溺れる」状態ですが、これは、年末に玄村長の(勝手に)マイ・ドッグランで遊んだときのものです。

よ~い、ドン!
 
行き~。(写真をクリックすると拡大します。)





そして帰り~。
まるでバタフライですよね。





 
今年も張り切って飛びましょう!
 

 

2014年1月6日月曜日

くまさん荘

平取町に、「くまさん荘」という、とっても素敵な宿泊施設があります。


ログハウスの1棟貸切が可能で、ワンコも同宿できます。

 
バリアフリーな宿として知られていますが、登山や狩猟の拠点としても利用されています。
もちろん普通の旅行客も利用できます。
HPにあるとおり、「何も無い所」ですが、女性ハンターでもあるオーナーさんの手料理と、同宿のハンターさんとの会話が最高で、去年から、正月猟でお世話になっています。
 
晩ごはんにはハンターさんたちの獲物が並ぶことも。
また、地域活動にも熱心なので、農家の母さんたちの手作り豆腐やジュースも登場します。

朝ごはんもとっても充実。
お願いすればお昼のおにぎりも作ってもらえます。
 
今回、その「くまさん荘」に、新たな看板犬が加わりました。
たぶん、日本犬とレトリバーとのMIXじゃないかな?という、その名も「マルちゃん」。
2.5か月の女の子です!
やあ、もう、可愛い可愛い。ちょうど可愛い真っ盛りです。
 
 
 
 
玄村長も興味津々。
意外と仲良く?できてましたよ~。
(玄はもうオジサンなので、すぐ飽きちゃって無視していましたが。)
 
 
 
 
しかし、マルちゃんは大きくなりそうだなあ。
けっこうきかないし、きっと良い猟犬になれるでしょうね。
 
 
必ずまた会いに行こうね!
1年後では大きくなりすぎだから、夏休みに遊びに行こうかね。
 
オイラ、子どもに興味はないもんね~、とフテ寝中。
すぐに立派なレディになるのにね!