2018年2月26日月曜日

成長


今季、玄の後ろについて歩くことから、駆除につづいてシカ猟デビューも果たした米(ヨネ)ですが、その後、急速に成長しています。


犬は犬から教わるものだとつくづく思うわけですが、 猟場での歩き方やシカの探し方など、玄という先達がいるので、ヨネの習得はスピーディーです。KJが、玄ともう何年も歩いて犬連れ猟のコツをつかんでいることもあるでしょう。また、玄の時に比べて今は、特に村内の駆除で、犬たちはシカと渡り合う機会が急増していることもあります。

 
最初の頃は、猟場において、留寿都を上回る厳しい寒さ、あまりの雪の冷たさに悲鳴をあげたり、疲れて雪の上につっぷして寝てしまうこともありましたが、思い出せば、これとて玄も通った道です。
 

ヨネは女子なので、冷えからお腹を守るために防護服を用意しましたが、回数を重ねるにつれ次第に毛が密生し、足の裏も固くなって、寒さ冷たさ、深い雪をものともしなくなりました。
 
 
何より、秋口にはまだ、シカに噛みつく玄の回りを、遠巻きに吠えながらぐるぐる走るだけだったヨネが、わずか数か月で、しっかりとシカに肉薄し、正面から吠えて動きを封じる、あるいは後ろに回って足に噛みつき動きを止める、そうした動きを見せてくれるようになったことに驚きます。本当に、お手本がいるというのは素晴らしいこと。
 
※閲覧注意~以下、シカを倒している動画になります。苦手な方はパスしてください。
 
音声は消してあります
 
吠え声がします
 
音がします
 
倒木を飛び越えたり、石づたいに川を渡る、その一瞬の判断や身体能力ではまだ玄にかなわないところがあるものの、玄がKJと何年もかけて築き上げてきた、猟場における立ち居振る舞いのあり方を、見よう見まねで高速で身に着けて行く感じ。シニアとなった玄の体に無理をさせないためにも、今ではヨネ単独での狩猟同行も多くなりました。 
 
 
いつの間にか、すっかり一人前になったヨネ。師匠である父・玄としては、誇らしいと同時に、娘に主力の座をゆずりつつあり、本心ではちょっと寂しいかもしれませんね・・・ 

 
玄とヨネの近況は、KJのインスタグラムでもどうぞ
 
 
 
 
 


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