2015年4月21日火曜日

ジオパーク

留寿都からだと車で30分で、北海道を代表する観光地の洞爺湖です。


風光明媚な散歩コースに恵まれていて、と書きましたが、洞爺湖が魅力的なのは、単にきれいだからというだけではありません。

ガイドブックにいつも登場する彫刻、よく見るとけっこうコワイ。
 
記念撮影にはぴったりの、彫刻がたくさんあるからというだけでもありません。

玄村長、ライオンの群れのボスにも就任か?
 
洞爺湖有珠山ジオパークは、日本で初めて「世界ジオパーク」に選ばれているように、噴火の記憶を現在に伝える遺構の数々が、とてもしっかり整備されています。
  
散策路のオープン、今季は4月20日からでした。
 
ジオパークとは、ジオ(地球)を学び楽しむ大地の公園、だそうです。
 
オープン前だったので展望台からの見学です。
 
有珠山は、これまで数十年に一度、何度も噴火を繰り返してきた活発な火山です。
そんな火山にこれほど近接して、多くの人が暮らす地域は世界でも稀だということで。
 
金毘羅火口災害遺構散策路。
熱泥流に埋め尽くされて放棄された、公衆浴場施設と公営住宅です。

 
こうして展望台から遠く眺めるだけでも、なんともすさまじい・・・、ここにどういう暮らしがあったのか、考えさせられちゃいますよね。

 
こちらは、西山山麓火口散策路、新西山沼です。
 
 
この道路はね、当時、KJが室蘭まで馬券を買いに行くのにいつも通った道だったのだそうですよ。
今は見る影もない。
 
 
 

 
洞爺湖の魅力は、こうして表裏というか、光と影というか。
華やかな温泉街と、噴火の生々しい爪痕とがすぐ隣り合って見れるということだと思います。
 

 
温泉街も、ちょっと裏道に入ると閉鎖されたホテルが廃墟になっていたり。
これだって、噴火のせいで長期間にわたって客足が低迷した影響もあるでしょう。
 
 
だから単純じゃなくて、景色を見るだけじゃなく、いろいろ考えながら歩くのが楽しいんですね。
 
 
道路が沼になったところには、たくさんのカモたちがいました。
 
カルガモ(奥)、たぶんスズガモのオスとメス(手前左右)
 
噴火は、人間の暮らしと経済活動にとっては大打撃だけれども、周囲の自然、鳥や動物たちにとっては、また別の意味もありそうですね。
 
カルガモ
 
子どもが置いていったものか、落ちていたおもちゃの船を水に浮かべてみたKJ。

 
仕事柄、いつもシーズンオフに来るので一度も開いているところを見たことがありませんが、新西山沼入り口には、謎の食べ物屋さん?もいくつかあります。
 
今度は観光シーズンにも来てみたいね。
 
手づくりの時計台にフクロウ?
この雰囲気、なんか、東北の宿を思い出しますなあ・・・
 

 

 
 
 
 
 

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