山も畑も、次第に秋の気配が濃くなってきましたね。
おかげさまで、キノコも順調。
モミタケとラクヨウ
さて、毎年、10月1日の狩猟解禁を目前に控えたこの時期、北海道のハンターたちは池をめぐるのに大忙しです。
と言っても、ハンターたちに用があるのは、↑このように、周囲をきれいに草刈されて観賞用に整えられた池ではなくて、↓このように、笹薮、草むらに隠れてひっそりとある、名も無い池です。
ハンターたちが池に近づくのは、その美しい姿を楽しむためではなくて、カモを撃つためだからです。
この先のどこに池が?というような所を、笹薮を、カマや草刈り機で切り開いては道(通路)をつけ、来たるべき解禁の日に備えます。
当日はこの道を、最初は音を立てないように慎重にゆっくりと進み。
最後は池のふちまで一気に駆け寄って。
草の間から見える水面のカモを撃ちます。
カモが見えやすいように、池のふちの草をたくさん刈って視界を確保しておきたいと思うものですが、そうすると逆に、カモのほうからも近づいてくる人間が丸見えになるため、逃げられます。
こちらでは、池まで相当に長い距離を道(通路)をつけなくてはいけないため、草を刈るのではなく、車で踏み倒して道をつけています。
池のふち近くまで何周も回って、草を踏みます。
ぐるぐると・・・
ようやく池が見えてきました。
池のふちでは、何か所か、背の高い草を途中からパキパキと手で折って、カモのいる水面が見えるように視界を確保しておきます。これも、やりすぎるのはNGです。
池のふちでは、草が倒れて池の中にせりだしているのが、一見、岸辺の延長のように見えるため、近づきすぎに注意が必要です。
過去に池ポチャした経験ありの、玄村長。
どうですか?何となく草むらの中に、道らしきものができたのが分かるでしょう。
こうして解禁前には、何か所も池をめぐって、草刈、草踏みに大忙しです。
中には・・・
立入禁止や発砲禁止の池もあるので、ハンターマップと合わせて見ながら、撃てる池、撃てない池の確認をしておくことも重要です。
10月1日はハンターにとって新年度の始まり。
解禁の日がどんな一日になるか、あれこれ考えながら準備を進めるのもまた楽し、です!
今年も良い猟を!
0 件のコメント:
コメントを投稿