2018年8月10日金曜日

母と娘

 
月日が経つのは早いもので、時女(トキメ)が留寿都に来てからもう8か月、多笑(タワラ)を産んでから6か月が過ぎようとしています。
 
ベランダに玄、米(ヨネ)。犬舎にタワラ、トキメ。
コンテナ(笑)にレヴ。
 
トキメはプロの繁殖犬でしたが、産まれた子犬は当然ながら、2~3か月も経てば売られていくので、こんなに長い間、娘と過ごしたのは初めてのはずです。


最近では日中は犬舎の外で過ごすようになりましたが、横倒しになって寝たり、雨の時や暑い時には床下に避難したり、通りかかる人に吠えたりと、ずいぶん犬らしくなってきました。ケージの中での粗相もほとんどしなくなりました。

 
そんなこと当たり前だと思われるかもしれませんが、ケージの中が世界のすべてだったトキメさんは、来てしばらくは吠えることもなかったし、外につながれても、雨が降っても避難しないでそのまま突っ立っていたものです。

 
日に日に変わっていくトキメの様子に、私たちは驚かされています。
犬は飼われ方によって犬になるものなんだなとつくづく思います。

 
毎週末、母娘でニセコの小雪さん家のランにおじゃまします。
 
 
これまで、自由に走ることもワンプロに興じることも経験の無かったトキメさん。
 
 
最初はタワラに一方的にやられるばかりでしたが、最近はずいぶん反撃するようになりました。
もちろん遊びです。
 
 
それでもまあ、乱暴者の娘、タワラに強く耳をかまれても顔面をかまれても、小さくキャンと悲鳴をあげるだけで決して本気で怒ることはありません。

 
いつまで犬に親子意識があるのか分かりませんが、タワラの遊び方も、トキメが相手だとまったく遠慮が無くて、ヨネやナッツが相手の時とは明らかに違います。

 
こうしてずっといっしょにいれば、いつまでも母と娘でいられるのかもしれません。

 
遊んでいるうちにエキサイトしてくるのか、ちょっとウナルようにもなってきましたが、それは良くないことなので、声をかけてやめさせます。

 
こうして笑ったり怒ったり、離れていても名前を呼べばもどってくるようにもなった、トキメさん。
やったことがない、のと、できない、のとは違うということも、私たちに教えてくれています。

 
8月8日で7歳になったトキメさん。
既にシニア年齢にさしかかりましたが、いろいろなことを経験させてあげて、第2の犬生を、いや始まったばかりの自分のための犬生を、できるだけ充実したものにしてあげたいと思います。

小雪ランで待ってます!