解禁の朝は、真っ暗なうちの、コンビニエンスストアでの買い出しから始まります。
朝ごはんを買います。
空では、まだ月が優勢を占める時間帯。
ですが、夜明け前、他の町のハンターたちが来るよりも先に、あらかじめ草刈りをして準備をしておいた、とっておきの猟場に到着して陣取る必要があるのです。
そのうちにカモが飛び出し。(写真をクリックすると拡大します。)
ハンターたちは作戦会議。
果たしているのか?いないのか? ドキドキしながら池に近づくこの時が、もしかしたら一番楽しかったりするかもしれません・・・
見事に撃ち落とせば、あとは黒犬たちにまかせておけば安心。
水の上、笹薮の中、たとえどんなところに落ちても、根性で探しだし、くわえて来ます。
これも日頃の厳しい訓練のたまもの。
働きが悪いと、KJ総監督からご飯抜きの罰が下りますから(笑)、犬たちも必死です。
無駄飯ぐらいと呼ばれないように。
たぶん犬がいなければ、落としたカモの回収率は半減するでしょう。毎年、ハンターの腕以上に、犬たちの活躍ぶりのほうに称賛が集まります。
ハンターにとってはお正月のような解禁の日、でも、水が嫌いな玄ちゃんは朝から留守番と決まっています。ひとしきり撃ち終って解体の段になり、ようやく登場。
玄のドッグラン(勝手に言ってます)が解体場所です。
羊蹄山を目の前に、せっせと羽根むしりをするおじさんたちと。
朝から家に閉じ込められていた憂さ晴らしをするかのように、爆走する玄ちゃん。
一心不乱に羽根むしりをするハンターたちと。
そんなことはどうでも良いとばかりに、爆走を続ける玄ちゃん。
10月1日、解禁日。留寿都は今年も豊猟に恵まれました。
マガモ、カルガモ、コガモ 多数でした。
こちら、スナギモ。
コガモの丸焼き。塩コショウで。
マガモ、カルガモの胸肉のロースト。ネギ、マイタケとおろしポン酢で。留寿都での解禁日の定番レシピです。
チップのマリネ。夏に釣ったものを、この日のためにスモークして保存しておきます。タマネギは自家製ですよ。
スナギモのカレー炒め。これも解禁日定番のレシピですが、コリコリして臭みもなく実に美味しい。
自家製のカボチャをからりと揚げて、同じくおイモは塩ゆでにして。
これ全部、自分たちでとったもの、育てたものばかりなんですから!
確かに著名な料理店のように豪華ではないかもしれませんが、ハンターだけに許された、ある意味、非常に贅沢な食事だと思いませんか?
とても満足げなおじさんたち。
10月1日、解禁日。ハンターにとっては特別な日。こうして、夜明け前から行動しているにも関わらず、祝宴は深夜まで続くのでした。たぶん、道内のあちらこちらでね。
今季も安全狩猟でがんばりましょう!
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