2015年10月14日水曜日

祝・解禁


解禁の朝は、真っ暗なうちの、コンビニエンスストアでの買い出しから始まります。

朝ごはんを買います。
 
空では、まだ月が優勢を占める時間帯。
 
 
ですが、夜明け前、他の町のハンターたちが来るよりも先に、あらかじめ草刈りをして準備をしておいた、とっておきの猟場に到着して陣取る必要があるのです。
 
 
そのうちにカモが飛び出し。(写真をクリックすると拡大します。)
 
 
ハンターたちは作戦会議。
 
 
果たしているのか?いないのか? ドキドキしながら池に近づくこの時が、もしかしたら一番楽しかったりするかもしれません・・・
 
 
見事に撃ち落とせば、あとは黒犬たちにまかせておけば安心。
 
 
水の上、笹薮の中、たとえどんなところに落ちても、根性で探しだし、くわえて来ます。

 
これも日頃の厳しい訓練のたまもの。

 
働きが悪いと、KJ総監督からご飯抜きの罰が下りますから(笑)、犬たちも必死です。

無駄飯ぐらいと呼ばれないように。
 
たぶん犬がいなければ、落としたカモの回収率は半減するでしょう。毎年、ハンターの腕以上に、犬たちの活躍ぶりのほうに称賛が集まります。
 
 

ハンターにとってはお正月のような解禁の日、でも、水が嫌いな玄ちゃんは朝から留守番と決まっています。ひとしきり撃ち終って解体の段になり、ようやく登場。
 
玄のドッグラン(勝手に言ってます)が解体場所です。
 
羊蹄山を目の前に、せっせと羽根むしりをするおじさんたちと。

 
朝から家に閉じ込められていた憂さ晴らしをするかのように、爆走する玄ちゃん。

 
一心不乱に羽根むしりをするハンターたちと。

 
そんなことはどうでも良いとばかりに、爆走を続ける玄ちゃん。

 
10月1日、解禁日。留寿都は今年も豊猟に恵まれました。
 
マガモ、カルガモ、コガモ 多数でした。

こちら、スナギモ。

 
コガモの丸焼き。塩コショウで。


マガモ、カルガモの胸肉のロースト。ネギ、マイタケとおろしポン酢で。留寿都での解禁日の定番レシピです。

 
チップのマリネ。夏に釣ったものを、この日のためにスモークして保存しておきます。タマネギは自家製ですよ。

 
スナギモのカレー炒め。これも解禁日定番のレシピですが、コリコリして臭みもなく実に美味しい。

 
自家製のカボチャをからりと揚げて、同じくおイモは塩ゆでにして。

 
これ全部、自分たちでとったもの、育てたものばかりなんですから!

 
確かに著名な料理店のように豪華ではないかもしれませんが、ハンターだけに許された、ある意味、非常に贅沢な食事だと思いませんか?
 
とても満足げなおじさんたち。
 
10月1日、解禁日。ハンターにとっては特別な日。こうして、夜明け前から行動しているにも関わらず、祝宴は深夜まで続くのでした。たぶん、道内のあちらこちらでね。 

今季も安全狩猟でがんばりましょう!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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