今回の旅のメイン・イベントは、ゴジラ岩観光、カムイワッカクルーズの知床岬コースです。
玄は水嫌い、海大嫌いですが、洞爺湖のチップ釣りでは船に乗っていたり、去年の青森旅行でもフェリーに乗って平気だったので、たぶん大丈夫だろうと思ったのですが。
とんだ誤算で、あっという間にダウンでした。
船に酔うというよりも、とにかく海に囲まれていることがコワイらしく、うずくまって震えています。
可愛い黒柴女子も乗っていたのですが、気にする余裕は無し。
ギュッと目を閉じて海が見えないようにして、往復3時間の船旅を耐えた玄ちゃん。可愛そう・・・でも、ご心配なく。港にもどって船から下りた瞬間に、いつもの元気な玄ちゃんでした。
海から見る知床半島は、断崖絶壁と滝と岩。
港を出て、最初に見えてくるのがプユニ岬。知床八景の一つで夕日の名所だそうですよ。
・・・と、ここで、早々と玄がダウンしてしまったので、ワタクシは撮影終了です。
以下はKJが撮影した写真集です。
フレペの滝(乙女の涙) 知床八景の一つです
象岩
羅臼岳 知床連山
コケシ岩
コケシの足の部分
知床5湖からの伏流水
オジロワシ 知床には20羽近くが定住しているそう
カムイワッカの湯の滝 これも知床八景
硫黄滝
そして、ヒグマ出没ポイントと言われるルシャ湾にさしかかると・・・
ヒグマとの共存で有名なルシャの19号番屋
ああ、いましたね。いてくれました!ヒグマの親子です。
続いて、この写真では、親子が2組いるのが分かるでしょうか?
向かって右側の3頭。
左側の3頭です。
さらに、オスなのでしょうか、単独の大きな個体が1頭。
この日、見ることができたクマたちは延べ12頭にのぼりました。
アップにしてみると。
海岸で、流れ着いた魚などでしょうか?エサを食べている様子の親子と、川が海に出る河口近くで魚を待つ?大きな単独個体であることが分かります。
まるでテレビで観るようですね。知床ではこうして人もクマも同じ空間の中で当たり前に暮らしているんだなあ。この瞬間、クマと私たちの間にも、柵ひとつ無いのですから。
じわじわと感動・・・
船はさらに進んで。
タコ岩
カシユニの滝
観音岩
知床半島には、サケ定置網漁のための番屋がいくつもあります。
こうした人工物と見比べると、知床の自然の大きさが際立って見えますね。同時に人間の小ささが。
ほんの狭い海岸に、すさまじいような切り立った崖の下にへばりついて建つ番屋。
中には、既に放棄された番屋もあるようですが。
新しく建てられた番屋もあり、世界遺産に登録されてからは、周囲の自然と調和した色にするよう求められるそうです。
これだけの圧倒的な自然の中では、人とクマとは五分と五分。お互い、必要以上に求めない、争わない、その感覚が、何だか分かるような気がしました。ずっと変わらないでいてほしい、知床です。
なぜか番屋に魅了されて写真を撮りまくっていたKJ
そして・・・ついに到着しました知床岬。
高さ100mを超える断崖絶壁がつづいた後に現れる知床岬の先端は、意外にも低く平坦で、緑も優しいやわらかそうな草原に見えました。
♪ しれ~とこ~のみ~さ~きに~ ♪
つづく・・・
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