留寿都~真狩の境界に数キロにわたって植えられた、ユリの花、フラワーロードはちょうど、お盆の時期に見ごろになって、そろそろ散り始めています。
そんな中、真狩村が、ナント120歳の誕生日を迎えたということで、行ってきました~。
式典の会場となった公民館、そして、その後のお楽しみ会場となる総合グラウンドの周辺は大混雑で、交通整理の係員さんもたくさんいて、なんだか物々しい感じでしたよ。
なんせ、人口2千100人の村に、6千人からの人出が想定されております。スゴイですね。
村長さんの挨拶に始まり、おごそかに執り行われた式典。
真狩村の始まりは、明治28年(1895年)、香川、福島県人5戸18名がマッカリベツ原野に移住したことにあります。
当時は、うっそうとした原生林の中、羊蹄山を仰ぎ見ることもかなわなかったそうですよ。そこから今の豊かな農村になるまでに、先人たちの苦労はいかほどのものであったでしょう。
式典では、小学生、中学生の代表もそれぞれ立派にスピーチし、先人たちから受け継いだバトンをしっかりつないでいくと決意表明していました。
母村、香川県からの来賓もいらっしゃった式典は、村議会議長の万歳三唱で〆です。おごそかで、でも温かい、とても良い行事でした。
式典に続くお楽しみは、羊蹄山を背景に設置された特設ステージに舞台を移して、200名を超える村民のみなさんによる、千人踊り(真狩音頭)です。羊蹄山が借景って、素晴らしい舞台ですね。
ステージの上と下、一体になって踊ります。それはそれは見ごたえがありました。
ですがこの、猛暑の中、人口の二倍は集まったという、中には本州から駆け付けた人もいるという、観客のみなさんが待っているのは、こうした郷土芸能だけではありませんよ!
30人の三味線、尺八部隊を引き連れて。
来ったあーっ!
ハイ。これぞ真狩村の星(大スター)、ご存知、細川たかしさんです!!
この日のために。
いよっ、ナマたかし!!!
ナマたかしを聞くのは初めてでしたが、羊蹄山をバックに青空の下に響き渡る、大音量の「心のこり」、「北酒場」、「矢切の渡し」、「浪花節だよ人生は」・・・。いや~、最高でした。
祭りにはつきものの出店もにぎやかに。なんてったって、村の人口の二倍がこの会場に集まったわけですから。真狩村でこれほどの人出を見るのも初めてのことでした。
たかしさんは、村の宝物ですねえ。
というわけで、細川たかしを讃える碑(昭和61年)、歌う細川たかし像(平成6年)に続いて、今回、また新たな記念碑が建立されました。
じゃじゃーん、「芸道一代 細川たかし生地」の碑。
この筆跡は、細川さん本人によるものだそうです。納得がいくまで何度も来て、書き直されたそうですよ。忙しいのにエライなあ。
細川たかしさん、現在、65歳!そして10年後にまた、同じステージで歌いたいと言っていました。その時もまた、みんなで見たいなあ。
真狩村の開基120周年、そして、細川さんの芸道40年、おめでとうございました。
村内でたかしさんに会える場所は、他にもありますよ。みなさんも、この機会に新たな観光スポットを訪ねて、たかしめぐり?に是非、おこしくださいませ。
オマケ・・・
120周年記念誌の中に、ナント、KJたちが捕獲した「熊太郎」の記事を発見!
歴史に残る仕事をしたのねと、嬉しかったです。
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