岩内町と言えば、たら丸で、ちょうど今がタチカマの旬ということもあって、海産物店は買い出しのお客さんたちで混雑していましたが、玄家では、温泉をくみに行ったついでに、円山33観音像をお参りして来ました。
実はここ、まだ雪が残る春先にも訪ねてきたのですが、遊歩道の場所がどうしても分からなくて登頂を断念したのでした。
雪の無いこの時期に来ても、やっぱり分かりにくかったです。
舗装道路に看板はあるのですが、かんじんの遊歩道のスタート地点が表示されていないのです。
ですが、山歩きの経験上、木に巻いてあるピンク色のテープがおそらくは遊歩道の経路を示すものだろうと見当をつけて歩き始めます。
どうやら間違いではなかったようで、じきに、観音様たちが見え始めました。
いずれも苔むして、かなり風化の進んだ状態でしたが、どの観音様も、とても優しいおだやかな顔をなさっていました。
町のHPによると、大正3年の建立だそうです。
「梅沢市太郎、イツ夫妻が、生来身体が弱かったので、同病の人を救い広く世の人に礼拝して戴こうとする発願により、時の全修寺住職、泉孝全氏の尽力のもとに衆生緑の深い観音様が建立されたもの。」
玄の逆くしゃみと肉球裂傷の快癒を祈願しながら歩きます。
玄が足を上げているのは、観音様ではありませんよ。
そろそろ頂上が近いと見え、視界が開けてきます。
頂上には広場があり、シーズンオフとあって、人っこ一人いませんでしたが、立派な展望台が設置されていました。
望遠鏡が備え付けられていて、岩内の町はもちろん、泊の原子力発電所、積丹半島まで一望にすることができます。
こうして見ると、泊は本当に近い・・・。
石碑やお地蔵様も置かれていますが。
こちらが、ご本尊の観音様です。
改めて、柴っ子たちと犬友、猟友たちの健康を祈ります。
帰りは、別の道で、スキー場やオートキャンプ場(コテージもあります。)を眺めながら舗装道路まで一気に下ります。
円山一帯は、ぐるっといわない温泉郷となっていて、いくつもの温泉が点在しています。
舗装道路の看板から円山33観音像の遊歩道に入り、展望台を経て、再び舗装道路に下りて、グリーンパークいわないを横目に見ながら遊歩道入り口の看板までもどると、ちょうど下の円の左半分をなぞるような形になって、30分ぐらい歩くでしょうか。
もう一度、スタート地点の観音様に手を合わせてお参りをして、帰路につきました。
「無事故無違反」 「無病息災」
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