今季エゾシカ最終猟①

 

北海道のシカ猟期は、現在、ほとんどの市町村で３月末日までです。

 

昔はカモなどと同じく１月末日までだったのですが、現在は、増えすぎたエゾシカを１頭でも多く捕獲するために、一日でも長い猟期の設定が必要になっているからです。

 

 

一方、サンファームでは、３月になるともう雪下ニンジンの収穫が始まり忙しくなるため、２月いっぱいでシカ猟遠征は打ち切ります。

もちろん狩猟が終わっても、村内の畑に被害を与えるシカの駆除のほうは、年中やっていますよ。

 

 

 

というわけで、２月末の平取が、今猟期最終のシカ猟になりました。

（いや、なるはずでした。）

 

赤がＫＪと玄、他の色がその他ハンターの軌跡です。

グーグルの航空写真は緑の時期ですが、実際には狩猟時期は冬山なので白一色です。

 

いつものとおり、雪深い山をシカを探してガッツリ歩いて、夜はもう精根尽き果てて泥のように眠ります。場所はおなじみ、くまさん荘ですね。

シカ猟の都度、玄さんは解体中からシカ肉をたっぷり食べますが、今回は最終猟ということで、人間たちも、シカ肉のチンジャオロース（クックドゥで失礼）とシャリアピンステーキ風をつくりました。

チンジャオロースは、最近、シカ関係の行事で良く登場しますね。西興部村猟区管理組合など、いくつかのＨＰでレシピが公開されていますが、今回は楽をしてクックドゥを使いました。はい、じゅうぶん美味しかったですよ。

 

それから、「新米猟師」さんのレシピのシャリアピンステーキ風。ステーキというよりは焼き肉風に、最初から肉を一口大にスライスしてつくりましたが、うん、これは簡単だし、確かにとても美味しいです。シカ肉を入手できる方にはオススメですね。

 

今年度は、猟期が始まる前に各地で駆除がびっしり行われていたことと、なにしろ暖冬・少雪で、シカの出が悪く、どこのハンターさんも苦労されたと思います。

ＫＪチームも、週末毎の天気の悪さにもたたられ、非常に苦戦しましたが、まあまあ、これで今年のシカ猟も無事、終わったね～と乾杯して、銃を置いたはずなのですが、諸事情ありまして。（笑）

今季は最終猟がもう一回続きます。

諸事情その１　ようやくアメリカから到着しましたよ。

 

諸事情その２　ただ今、玄家の薪ストーブで乾燥中です。

 

 

どうぞお楽しみに。