白糠インターチェンジの開通を控えて、「知らぬかった、白糠~」、と連日、盛り上がっておりますが、もちろんまだその開通の前です。
3月の白糠は初めてで、山の状態を知らぬかった(笑)わけですが、実に湿雪の深い雪で、スノーシューをはいても、歩くのがしんどかったです。
玄は身軽なので先行しますが、KJとある程度距離が離れると、必ず振り返って、ついて来ているかどうかを見て確認して待ちます。
これはとても重要なことで、つまり(特にキジなど鳥猟の場合では)、弾が届く距離よりも遠く離れたところで犬が獲物を追い出しても、ハンターにとっては意味が無いので、常に射程圏内で一定の距離をとって先行できる犬が良いとされるわけです。
いきなりの深い雪で、笹も雪の下となり、シカは木の皮を食べるしかありません。
そして、このようにぐるりと皮を食べられてしまった木は、もう枯れるしかありません。シカの越冬地では、林業被害も深刻化しています。
朝から6時間歩いて、幸い、猟果に恵まれました。
晴れてライフルマンとなったKJ。
このライフルは、アメリカに発注してから2年がかりで届いたもの。
好みの銃床、機関部、引き金、銃身などを指定し組み合わせて作る、いわゆるカスタムライフルと呼ばれる手法で生産された、世界に一丁だけのオリジナル銃です。
さすがにアメリカ、手元に届くまでにはまあ、銃身外側に放熱用の溝が切られていないとか弾が排きょうされないとか、色々と 行ったり来たりがあったわけですが、それだけに感慨深い、記念すべきライフル1頭目。
そしてそのシカの、アキレス腱。
小雪さんは喜んでくれるかな~
さあもう、これで今猟期の白糠とはお別れだよ。
しっかり目に焼き付けて帰ろうね。
留寿都から午前2時出発、午後9時帰着。
車の中に11時間で、山歩き8時間、いやはやお疲れ様でした~。
帰り道、ぐったり寝ていますが、
止まる度、曲がる度に立ち上がっては「まだ着かないの?」と確認してました。
オマケ
玄村長のブレイクダンス・・・半矢のシカを逃がしてしまった直後、追跡からもどってきて体についたシカの血を雪にこすりつけています。
今回、深い雪の中、小さな沢にはまって動けなくなったシカの後足に、
玄がかみついて逃げないように留めておく(噛み留め)というシーンがありました。
しかし、人間はシカ以上に雪にはまってしまうので、
その様子が分かりながらも追いつくのに時間がかかり、シカは逃げてしまったという。
残念至極!(いや、だから玄、怒らないでってば・・・)
やだ、ちょっと!!!
返信削除毛は毟っておいて下さいよ!!!(笑)
いやいや、犬は毛なんか気にしませんよ、むしろ喜びますって。(笑)
削除