今回、私たちがトキメさんをお借りして、繁殖に挑戦した理由は、シカ猟犬としての玄の後継犬を確保するためでした。
そうして幸いにも、メス子犬3匹を含む4匹の子犬たちに恵まれたわけですが、正直、どの子が後継としてふさわしいのか、皆目見当がつきませんでした。
現代では、柴犬を狩猟に使っているケースはまれであり、専門犬舎でも、コンクールで活躍する子犬は予測できても、狩猟に適する子犬を見極めるノウハウは無かったからです。
なので、玄の後継犬にこの子を選んだのは、純粋にKJの直感です。
なぜか、産まれた時からずっとこの子だと感じていた・・・それは、一番最後に産まれた、一番体の大きい、けれど一番おっとりしているようにも見える「赤メス(無印)」でした。
もちろん、シカ猟に際しての適性、力量のほどは、まだまったく分かりません。
獲物を探して笹薮に分け入るには、体は大きいほうが良い。
また、他の動物を恐れることなく興味を持って近づき、しかし猪突猛進ではなく、慎重であっても臆病でなく、運動能力に優れ持久力があり、人には攻撃的にならず、玄との相性も良いこと・・・などなど、数え上げればきりがありませんが、結局のところそれらは、実際に猟で使ってみなければ分からないことが大半なのです。
現時点では・・・とにかく、スコブル元気。そして、玄にはウルサがられ、ガウッと教育的指導を受けながらも、負けずに何度でも近づいていくあたり、なかなか見どころがあると思われます。
注)音が出ます
注)音が出ます
最近では、両者の距離も次第に縮まり、寝ている時は、体の一部が触れていても玄も怒らないようになってきました。
親ガメの上に子ガメ、みたい?寝姿も、良く似ている。
顔つきも、一番玄に似ているのがこの子です。
この子が、ハンター玄の後継犬に決まりました。
「米(ヨネ)」です。
以後、どうぞよろしくお願い申し上げます。
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