玄村長がずっと小さな子犬のときから、家には猫がいたので、玄とフットンとは仲良しです。
お互い、引っ掻いたり噛むふりをして遊ぶことはあっても、ストーブの前で同じ座布団を分け合って眠る仲の良さです。
しかし、ある日、KJの父が家に帰ってくると、居間の床には点々と血が・・・。
そこで、もしかしたら、両者が本気の喧嘩をしたのでは!?と、あわてて血の跡を追跡したところ、そこにはなんとイタチの死骸が・・・。
少し前から、猫が台所の流しの下を気にしていて、たぶんネズミがいるのだろうと言っていたのが、実はイタチだったんですね。
家の中にイタチだなんて。
そしてそれを、おそらくは共同作業で見事に仕留めた二人いや二獣。
イタチは、佐渡のトキを襲って殺したように、小さいけれども非常に凶暴な動物です。
それを、犬と猫がいっしょになって退治したというのですから、その様子を想像すると、何ともスゴイですね。
そして、この話は、それで終わりではないんです。
玄が後足を気にしていますが。
よく見ると、左の後足の指先が赤い・・・
実はこれ、イタチとの闘いが終わり、さらに夕方になって確認すると、肉球がパックリと割れる深い裂傷を負っており、裂けた肉球がブラブラするような状態であったということなんです。
病院で局所麻酔をかけて切除となりました。絶叫でした。
玄家では、イタチの逆襲にやられたものと考えましたが、獣医さんによると、このように見事に切れているのは、噛み傷というよりはガラスの破片などを踏んだためではないかということです。
しかしこの日、外に行ったのは、毎日のように夕方に排泄のためにフリーで走らせる、サンファームの畑の横の、草地だけです。
これまで7年間、何ともなかったのに、不思議です。
もしかしたらこれが、カマイタチというものかもしれません・・・(イタチはイタチでも・・・)
シカを追いかけて崖から落ちたり、生爪をはがしたり、どうしてかこの時期、足の負傷が多いのですが、今回が一番重傷かつ厄介かもしれません。
痛いせいか、クスリのせいか、家の中ではふだんよりも寝てばかりいますが、安静にと言われても、排泄のために外を歩く必要があるし、シカも毎日のようにとれています。
包帯はたちまち外れてしまい、傷は指先なので、歩く度に出血をするし、軟膏を塗ってもすぐに舐めてしまいます。苦手な飲み薬も、種類がまた増えてしまいました・・・
最初は、犬と猫との連携プレーなんてスゴイなあと感心していましたが、可愛そうに、とんだ捕り物帳になってしまいました。
見るからに痛々しい。
それでも本犬は気持ち元気で、歩きたがるし、シカを追いかけたがるんですよ。
本当はこの翌日、恒例の慰安旅行(温泉)に出かける予定もありましたが、当然、キャンセルしました。
笹薮や、凍った雪の上を歩けるように、肉球が再生するのか心配です・・・
今はしっかり養生して、道東へのシカ遠征猟が本格化する積雪期までに治さないと。
今年もKJと白糠の山を走るんだからね!
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