ハッ!ここは!?
ここは厳寒の地、白糠。
マイナス16℃の山行は、犬でも非常に厳しい。まずは、しっかり腹ごしらえを。
シカの心臓を焼いたものを食べさせます。
今回はK&G(ケンゲン) 一泊二日の二人旅です。
林道を歩き、深雪をこぎ、青木の林に分け入って、斜面にシカをさがします。
匂わないか? 聞こえないか? 見えないか?
犬は優れた嗅覚、聴覚で、人間よりも早く、シカの存在に気づきます。
こうして見ると、狩猟の時の玄は、ふだんの散歩やボール投げの時とは全然違う、実に真剣で緊張した顔つきなんですね。
そして、筋骨隆々・・・
こうして歩くこと約5時間!
KJが見事にシカを仕留めて、ようやくこの笑顔です。
いや、本当にうれしそうだなあ。
二人っきりで厳しい冬山を何時間も歩いて、苦労してこうして結果が出せると、達成感とか満足感は、犬にとっても格別のものなのでしょうね。
けど、ここから車にもどるのにまた4時間歩かなくてはと・・・
で、このシカは、KJが現在の銃でとったちょうど100頭目だったんですよ!
セルフタイマーで記念写真をパチリ。おめでとう!立派な4段角です。
つづいて、タイトルバック用の写真を撮りに、断崖絶壁をよじ登る。
ここらあたりでは一番高い山、通称、102(イチ・マル・ニ)と呼ぶ鉄塔の下です。
ハイ、パシャッとな。
山を下りたら温泉で一風呂あびて、二人旅のお泊りは、車中泊。(経費節減のため!)
角はキャリアーに飾ります。
朝までに断熱シートと窓の間がバリバリにシバレル寒さの中でも、KJは冬山用の寝袋で、玄は毛布で、朝までグッスリと眠れるんだそうです。
玄は寝袋には入らないそうです。
翌朝。やはり、かなり疲れているのでしょう。なんとも寝ぼけまなこですが・・・
今日もがんばるんだよ・・・
しかし・・・
この日はシカとの出会いに恵まれませんでした。
うーん、どこにもいないなあ。
なんでだろう? いないね?
まあまあ、狩猟は釣堀と違いますからね、当然、こういう日もあるんです。
ところで・・・
二日目の、この立ち姿、なんだかどこかが変だと思いませんか?
こちらが一日目。
そう、二日目は、尻尾が上がっていないんですね。
自慢の巻き尾が上がらない、上がってもきちんと最後まで巻ききらなくなっちゃった。
その理由は・・・
深い雪の中を長時間あるいたために、タマタマが雪にこすれて傷ついてしまったことにあるんですよ。
帰宅後も数日間は尻尾がおかしかったという。
尻尾はタマタマとつながっているんだなあ。
車中泊の写真を良く見ると・・・ただいま、メンテナンス中・・・
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