2014年11月21日金曜日

捕魚車

12月になったら、シカ猟に行かない日は、ほぼ毎日、洞爺湖でチップ釣りなんですよ。

それでも、オールウェイズ・ハンターたちは、旅行でも、どうしても何かをとっているところを見たくなるらしいです。

 
ふるさとの川に産卵のために帰って来た鮭を、捕獲して採卵するインディアン水車(捕魚車)は、千歳が有名ですが、豊浦町にもあるんですね。
 
 
川は、写真奥から写真手前の魚だまりのようなところに向かってせき止められていて、川を上ってきた鮭はこの魚だまりの中にしか入れません。
 
 
鮭はそこから水路に導かれますが、水路の入り口は魚だまり側から水路側に向かって三角形に狭くなっているので、一度水路に入った鮭は、もう戻ることはできません。
 
 

水路の先は、2本の細い魚道に分かれていて、その片側では、急流を遡上する鮭を、観察窓から間近に見ることができますが、いずれにしても、鮭は最後はインディアン水車(捕魚車)にたどりつきます。


 
水車の羽根には網が取り付けられていて、鮭はこの網にすくいあげられては、水車が回転するにつれ網が下向きになるとバシャバシャと、捕獲槽に落としこまれていく。
 
 
観察窓では、最後の力をふりしぼる、ふるさとへの長い旅を終え傷だらけになった鮭たちの姿を目の当たりにしました。
 
鼻先がとがって曲がっているのがオス、丸いのがメスです。

HPなどによると、インディアン水車の稼働は12月上旬までともありますが、今年の稼働はもう終わったのか、この日が休みだったのか、捕獲槽に入った鮭を取り込む作業は行われておらず、捕獲槽に入った鮭は再び魚道に戻されて、ひたすら遡上を繰り返すのでした。

時期的にもう遅いこともあってか、川の中にも水路の中にも、力つきて死んでしまった鮭の姿が目立ちました。


採卵をしないのだったら、川の堰(せき)は開けてあげたら良いのに・・・by KJ
確かに、なんとももったいない気がしましたね。
 

さて、豊浦町の特産といえば、イチゴと豚肉。

 
さすがにイチゴは季節外れですから、豚肉のブヒットバーガーをいただいて、ようやく温泉に向かいます。
 
最近、各地で特産品を活用し、つくられるようになったご当地バーガー。美味しいね~。


ところで、このインディアン水車の周辺で行われているという有害鳥獣駆除は、やっぱりシカなのでしょうか?

けど、ここは鮭の宝庫なだけに、クマの可能性もあるよねえ。食べ放題?
 
 
<つづく>
 
 
 

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