青森県十和田市で開催された、日本犬保存会・青森支部展覧会に行って来ました。
審査員は、矢野富男先生(岐阜)、真野邦彦先生(静岡)。出陳頭数は85頭です。
審査員は、矢野富男先生(岐阜)、真野邦彦先生(静岡)。出陳頭数は85頭です。
羊蹄柴道場からは、チコちゃん(北天の千瑚号)、ビーくん(笑陽号)の2頭出し。
チコちゃんは壮犬2席・壮犬賞をいただくことができ、3審に進みましたが、本部賞には届きませんでした。ビーくんは残念賞でした。
(入賞犬の一覧については、最後に書いてあります。)
チコちゃんの3審(左端)
さて、今回、個人的にいちばん嬉しかったのは、展覧会からの帰り道で、長年の念願がかなって「二ツ森貝塚」を見学できたことです。
ご存知のとおり、貝塚は、縄文時代の人類が食べた貝の貝殻、動物の骨、角などが腐らずに残り、積み重なって層をなした状態で発掘された遺跡です。
二ツ森貝塚には、15か所の貝塚、複数の竪穴建物跡、貯蔵穴、お墓などが含まれ、遺跡全体の面積が35万㎡に及ぶ、青森県で最大規模の、貝塚を伴うムラの跡とされています。
そして、この遺跡で特筆すべきことは、人間の手でていねいに埋葬された、幼い犬の骨がほぼ完ぺきな形で出土していることなのです。
これにより、縄文時代から犬は人間にとって特別な存在だったこと。
すなわち、他の動物と違い、食料ではなく、ともに狩りをし、いっしょに暮らす大切な仲間であったことが分かるとされています。
飼い主はどんな人だったのだろう?
何千年も前の今日、一人と一匹はここでどういう景色を見ていたのだろう?
この子はどうして亡くなり、飼い主はどんな思いで埋葬したのだろう?
そんな太古の時代からの、ヒトとイヌとの変わらぬ絆を思うと、胸が熱くなります。
ヒトとイヌの聖地と言いたい「二ツ森貝塚」。犬たちと来れて良かったです。
ちなみに、二ツ森貝塚のキャラクターは「しぇり~ぬ」という、柴犬?のようでした。
館の人によると、今後、グッズも作りたいということでしたので、期待しましょう。
最後に、入賞犬(小型のみ)です。丸数字は席次、本は本部賞です。
なお、あくまで個人的メモですので、正しくは主催者にご確認ください。
①櫻葵錦 利府櫻井荘 櫻井信幸(宮城県)
②風天ノ虎 四国末廣庵 木村元美(福島県)
③葵の天竜 青州一和荘 宮古和雄(三沢市)
【小型・雄部・若二組】
①万王錦 札幌加我荘 佐藤武明(秋田県)
①万王錦 札幌加我荘 佐藤武明(秋田県)
②加我乃福竜 札幌加我荘 津嶋 剛(秋田県)
③黒王 青州一和荘 宮古和雄(三沢市)
【小型・雄部・壮犬組】
本①紅獅子 北海神龍荘 貫野政彦(大阪府)
②萩若丸 天王真明荘 真田明男(秋田県)
【小型・雄部・成犬組】
本①芦田の秀丸 福山芦田荘 宮川清博(北海道)
②芦田の鈴王 福山芦田荘 根岸隆夫(十和田市)
③一の赤龍 青森今田荘 平野武志(平内町)
④浜大五 三沢市良荘 種市良司(三沢市)
【小型・雌部・若一組】
①我智姫 札幌加我荘 加我秀一(北海道)
②松香姫 石巻日和犬舎 橋上光治(岩手県)
【小型・雌部・若二組】
①北天の憂歌 埼玉加藤 加藤英敏(北海道)
【小型・雌部・壮犬組】
①加我の栗琳 札幌加我荘 加我秀一(北海道)
②北天の千瑚 埼玉加藤 奥田健治(北海道)
【小型・雌部・成犬組】
本①瀬戸の亜矢 瀬戸内小林荘 金橋國隆(青森市)
本②渋沢の紅花 宮城磯崎荘 加藤幹弘(宮城県)
③黒鈴妃 青州一和荘 長谷川茉穂(秋田県)
④桜吹雪 桜ふぶき荘 須藤 實(青森市)
⑤黒秋女 青州一和荘 長谷川茉穂(秋田県)
審査していただいた先生、主催者、関係者のみなさま、応援していただいたみなさま、どうも有り難うございました。
羊蹄柴道場の挑戦、次は東北連合展。そしていよいよ全国展です。
もう一度、フンドシをしめなおして!? 頑張りましょう!!
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