家のベランダから見る羊蹄山が冠雪しました。こうなると、平地の初雪も近いということ。
ちょっと前まで、暑いと文句を言っていたのに、季節の移り変わりは本当に早いですね。
そうした中、北海道では10月1日から猟期が始まり、村の猟友会でも恒例の解禁猟を楽しみました。
今年は、池の草刈りの時からカモが多そうだと聞いていましたが、獲物の数はゆうに10羽を超え、実に10数年ぶりの大猟となりました。
左:カルガモ、右:マガモ、上:コガモ
池に落ちたカモの回収は、フラットコーテッドレトリバーのレヴくんの担当。
12歳になり、この夏は長い病院通いもありましたが、まだまだ現役、立派なものです。
こうして久々に多くのカモたちが来てくれたのは、自然界ではトリインフルエンザの猛威がおさまりつつあるということなのでしょうか。(だと良いのですが・・・)
鍋からあふれるカモたちを見ると、とても豊かな気持ちになります。
弱火で両面をじっくりとローストしていきます。
なんて幸せな香り!
胸肉をはずしたガラは、ことこと煮込んで出汁をとります。
宴の〆のカモそばになるまで、水の量が1/3ぐらいになるまで6時間以上はかけたでしょうか。濃厚な天然のカモ出汁とチー油ならぬカモ油。これは美味しいに決まっています。
解禁の宴の始まりは、カモの胸肉のローストにたっぷりのマイタケとネギを炒めたものを乗せ、大根おろしをかけてポン酢じょうゆでいただく「解禁レシピ」と決まっています。
砂肝とハツはアヒージョになりました。
サンファーム産キタアカリ(馬鈴薯)とチーズのフライドポテトも登場。
宴の〆は、王道の「カモそば」。
村の猟友会の新メンバーが、「めちゃくちゃ美味しい」「ハンターやってて良かった」「留寿都に来て良かった」と、感動する美味しさ!天然のカモのおそばは、お金を出せば食べられるというものではありません。
解禁の日のレシピの数々は、同じくハンターであるマッカリーナのシェフから教わったもの。ハンターでなければ食べられない、解禁の食卓。
何より自然のめぐみに感謝しながらいただき、楽しい夜はふけていくのでした。
さあ、今年も猟期が始まりました。
ハンターのみなさん、安全第一でがんばりましょう~!