最近、玄の息子である高虎(タカトラ)の表情や体つきが、ずいぶん玄に似てきたと感じます。
筋肉質な体つきもですが、楽しいはずのプレイバウ・ポーズの時も、くつろいでいるはずの寝姿の時でも、このぶ然とした無愛想な表情のままでいるところが・・・なんとも似ている(笑)
玄の持っているオーラが無いとか、筋肉質に見えるけど実はプヨプヨだとか、いろいろ言う人はいますが(笑)、それはまだタカトラが子犬で鍛え方が足りないだけであって、オスどうしでもあるこの父と子は、これからますます似てくるのではないかと期待されます。
タカトラ(8か月)
玄(1歳の誕生日)
一方、玄と米(ヨネ)とでは、オスメスの違いということもあってか、ヨネの横顔、頭の形や体形は、玄よりもむしろトキメ(母犬)に似ていると感じます。ヨネはトキメと同様に、胴長で幅の広い、繁殖メスにふさわしい体つきをしていますね。
トキメ(天空の(自称)ドッグランにて)
ですがこの父娘、食卓のKJの椅子の下がお気に入りの場所であることから始まり、カエル足、キャイーンのポーズ、ストーブににじり寄って頭をあぶる後姿や、お気に入りのおもちゃがウルトラマンのハンドパペットであることまで、ふとした仕草やたたずまい、嗜好が実に良く似ていて、ちょくちょく驚かされます。
「仕事の妨げになる客を、私が心にもなく歓迎するとき、スージは、私のことばにはいささかも欺かれず、侵入者に向かって容赦なく吠えたりうなったりする。<中略>そのとき、このちびは、ティトーの遺産である私の心の奥深く隠された考えを読みとるすばらしい能力を示すだけでなく、ティトーになってしまう。まさにティトーの化身になるのだ。」
「乾いた牧草地でネズミを追いかけ、ネズミ狩りをする肉食獣のように大げさに跳ねながら突進し、そうやってこの活動にたいするチャウチャウ犬の先祖ピギーのあくなき情熱をみせるとき、彼女はピギーになる。」
「スタシのように、水たまりという水たまりを嬉々としてころがりまわり、全身泥にまみれたままで無邪気に家に入ってくるとき、彼女はスタシになる。スタシの生まれ変わりになるのだ。」
「さらに、静かな川ぞいの道、ほこりっぽい田舎道、そして都会の通りを、私とはぐれないようにあらゆる感覚を緊張させてついてくるとき、彼女はすべてのイヌになる。」
「最初にジャッカル※がはじめて以来、いつでも主人について歩く、すべてのイヌになる。愛と忠節のはかり知れぬ総和となるのだ。」-以上、「」内はコンラート・ローレンツ著「人イヌにあう」ハヤカワノンフィクション文庫から引用
※ローレンツは当時、犬の先祖ジャッカル説をとっていた。
ヨネが野外で本格的に活動するのはこれからのことですが、たぶん獲物を追う姿の中にも玄との相似が見られるのではないかと思うと、ワクワクします。楽しみです。
考えてみると玄も、出身犬舎の加我荘に遊びに行くと、毎回のように、色は違っても(父犬の)黒竜号にそっくりだと言われます。
犬を自ら繁殖させながら継代して飼うことの面白さ、喜びは、こうしたことにあるのかもしれません。
玄自身にしても、ヨネの中にトキメの面影を見ているからこそ、ヨネの乱暴狼藉?ぶりを許しているのかもしれませんね・・・
注)音がします
注)KJ父の声がします(笑)
玄が子犬の時代からのお気に入り、ウルトラマンのハンドパペットで遊ぶ父娘
0 件のコメント:
コメントを投稿